新刊

子どものメンタライジング臨床入門

個人、家族、グループ、地域へのアプローチ

子どものメンタライジング臨床入門

MBTの概念を、児童・青年期、彼らを支える家族、コミュニティに適用し、メンタライジングを育てる臨床を、創造的に展開させる1冊

著者 ニック・ミッジリー 編著
イオアナ・ヴラウヴァ 編著
西村 馨 監訳
渡部 京太 監訳
ジャンル 臨床心理学
精神医学
出版年月日 2022/05/25
書店発売日 2022/05/28
ISBN 9784414414820
判型・ページ数 A5 ・ 294ページ
定価 3,850円(税込)
在庫 在庫あり

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本書は、近年注目されている「メンタライジング(mentalizing)」の概念を、児童・青年期、彼らを支える家族、コミュニティに適用し、臨床を展開する、さまざまな可能性をまとめたものである。

「メンタライジング」とは、平たく言えば「自他の心を、心で思うこと」であり、概念の根源は精神分析と愛着理論にある。それはまさに、いわゆる治療活動の前に、子どもが育つために必要なものであり、養育者たちが毎日おこなっていることであると言える。そして、何らかの理由で、その日常のなかでおこなわれているメンタライジングの機能不全が起こったとき、あるいはそもそも人生早期に虐待やトラウマを経験していて、メンタライジングの機能に困難を抱えるとき、トラブルがいろいろな形で表れてくる。例えば孤立、自傷行為、教室での大騒ぎ、ぎくしゃくした家族関係、といったように。

本書は、まず、メンタライジングとは何か、子どもの心の発達との関係はどうなっているか、さらにメンタライジングをどう測定するかといった基礎的な知識を学ぶところから始まる。その後、多様な現場で、多様なクライエントを対象として、メンタライジングを鍵概念とした、実践の中から生み出されたさまざまな手法が、熱く、勢いをもって、具体的に示されている。

MBTの諸形態を学べるだけでなく、読者がそれぞれの現場で、子どもや家族たちへのメンタライジングを育てる臨床を創造的に発展させることをサポートする一冊である。

原書名:MINDING THE CHILD – Mentalization-Based Interventions with Children, Young People and their Families

訳者
西村 馨【前書き,序文、5章,8章】
渡部京太【1章,2章】
木村能成【3章】
加藤隆弘【4章】
塩谷隼平【6章】
大西豊史【7章】
堀 有伸【9章】
大橋良枝【10章】
荻本 快【11章】
序 章 児童,青年,家族へのメンタライゼーションに基づいた介入

第Ⅰ部  メンタライゼーションの理論と研究
第1章 概 説─メンタライゼーションとは何か?
第2章 児童・青年特有の問題
第3章 児童・青年のメンタライゼーションの測定

第Ⅱ部  メンタライゼーションの臨床実践
第4章 境界性パーソナリティ障害をもつ親とその乳幼児への支援
第5章 家族の心を理解する──MBT–F
第6章 養子とその家族を対象にしたメンタライゼーションに基づく心理療法
第7章 若者の自傷──MBTはその解決策か?

第Ⅲ部  コミュニティでのメンタライゼーションの実践
第8章 慢性疾患を持つ青年へのグループ介入
第9章 つながりにくい青年期事例へのアウトリーチ──AMBITアプローチ
第10章 学校コミュニティへの支援──「平和な学校」実験
第11章 子どものためのメンタライジング・コミュニティ──「心の中の思考」

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