新刊

ビッグ・ゴッド

変容する宗教と協力・対立の心理学

ビッグ・ゴッド

狩猟採集から大規模農耕社会への転換を、信仰をキーとして心理学、文化進化論、宗教認知科学を駆使し解明したエキサイティングな書

著者 アラ・ノレンザヤン
藤井 修平 監訳
松島 公望 監訳
荒川 歩 監訳
ジャンル 心理学一般
出版年月日 2022/04/20
書店発売日 2022/04/28
ISBN 9784414306361
判型・ページ数 A5 ・ 330ページ
定価 4,180円(税込)
在庫 在庫あり

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人類が1万2千年前に、狩猟・採集社会から大規模な農耕社会へ急速に変化することができたのはなぜか。この大きな問いに、人々を監視し罰する「ビッグ・ゴッド」の信仰の広がりが、社会の拡大に寄与したという説を提示することによって解答を試みる。宗教は、同じ信仰を持つ人同士の結束を強め、大規模な協力を可能にしたが、ときにはその機能が集団間の対立をも引き起こしたことが、心理学・文化進化論・宗教認知科学の知見から明かされる。
宗教学や心理学の代表的な学術雑誌が多数のレビューを寄せ、本書の説を検証する論文が『ネイチャー』誌に掲載されるなど、大きな注目を集めた書の待望の翻訳。

原書名:BIG GODS: How Religion Transformed Cooperation and Conflict
日本語版への序文    
■ビッグ・ゴッドの8原則

第1章 宗教の進化    
 大集団の謎
 向社会的宗教の謎に立ち戻る
 謎解きのあらまし
 自然宗教
 本書の構成
 さらに先へ

第2章 超自然的監視者     
 心の知覚がいかに「神の知覚」のための心を用意するか
 監視する目に見張られて
 社会的監視から超自然的監視へ
 天上の大きな目
 文化的および遺伝的進化における超自然的監視者の起源

第3章 天上からの圧力    
 日曜日効果
 超自然的監視の構造
 超自然的なニンジンと鞭
 無神論者は超自然的監視の想起に反応するか
 「信仰深さ」は重要か
 WEIRDな頭脳と世俗的な制度

第4章 私たちはビッグ・ゴッドを信じる   
 長距離交易の神々
 出張セールスマンのジレンマ
 信頼の超自然的起源
 私たちは無神論者を信じない
 無神論者は本当に信頼されうるのか

第5章 フリーライダー(ただ乗りする者)としてのフリーシンカー(自由思想家)  
 無神論者に反感を感じる人の偏見について、他の説明はどのようなものか
 監視する神から、監視する政府へ

第6章 真の信仰者たち
 宗教的信念の解剖学
 ミッキーマウス、サンタクロース、ゼウスが神ではない理由
 宗教的連帯を生み出すために真の信者を結びつける

第7章 大集団のためのビッグ・ゴッド    
 小集団の神
 私たちは友人や家族(ときにはわずかな他人)のなかにいる
 大きな集団、大きな神
 超自然的監視者の発生──歴史的記録の(非常に)簡単な概略
 古代中国の宗教は超自然的監視者を持っていたか
 超自然的警察は、自然に選択された適応の一種か

第8章 協力と競争の神     
 見知らぬ人同士による道徳的共同体の構築
 神なき道徳
 集団間の競争と戦争
 集団間の文化競争において、どのようにして向社会的な宗教が勝利したのか
 文化集団の安定性
 改宗者を惹きつける
 宗教的多産性

第9章 宗教的協力から宗教的対立へ  
 疑問をはっきりさせる──宗教と対立についての三つの明瞭化
 宗教とその「邪悪な相棒」
 超自然的監視の限界
 宗教的参加、社会的団結、そして対立
 宗教と聖なるもの──交渉しがたいものを交渉する

第10章 神なき協力   
 宗教のはしごを上り、それを蹴飛ばす
 神を政府で代替する、あるいはその逆
 不信仰の問題
 心盲の無神論
 分析的無神論
 アパティズムとCREDなき無神論
 多様な無神論をまとめる
 宗教の未来

注 釈
監訳者あとがき
文 献
事項索引
人名索引

訳者
藤井修平【第1章、第2章、第9章】
荒川 歩【第1章、第7章】
白岩祐子【第3章】
坂本 剛【第4章】
矢吹理恵【第5章】
及川 晴【第6章】
林 明明【第8章】
今城史保【第10章】

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