電子書籍
アウトリーチ型電話支援の試み
新型コロナウイルス流行下でのテレカウンセリング
新型コロナウイルスの感染防御のため、対面ではなく援助者側からアクセスしてカウンセリングを行う架電式のテレカウンセリングを紹介
著者 |
前田 正治
編著 桃井 真帆 編著 |
---|---|
ジャンル |
臨床心理学
> 心理療法(カウンセリング) |
出版年月日 | 2020/07/17 |
書店発売日 | 2020/07/17 |
判型・ページ数 | 93ページ |
電子書籍のみの刊行です。希望小売価格1000円+税 (電子書籍店によって、価格が異なる場合がございます)
紙書籍は『アウトリーチ型電話支援の試み』と『遠隔心理支援』を合冊した『遠隔心理支援スキルガイド』がございます。
紙書籍はモノクロとなります。
紙書籍は『アウトリーチ型電話支援の試み』と『遠隔心理支援』を合冊した『遠隔心理支援スキルガイド』がございます。
紙書籍はモノクロとなります。
新型コロナウイルスの感染防御のため、社会的距離を取ることが国内外で奨励されています。そのようななか、様々な現場のメンタルヘルスへのニーズは高まっている一方で、従来の対面式のカウンセリングや訪問支援は、非常に行いづらくなっている現状にあります。
そこで、東日本大震災および福島第一原発事故の膨大な数の被災者へ、8年にわたり心理的援助を続けている電話カウンセリング・チームによる、対面ではなく、かつ、援助者側からアクセスしてカウンセリングを行う、架電式のテレカウンセリングの方法(アウトリーチ型電話支援)を紹介します。
経済的ダメージやテレワーク、感染対応等によるストレスからメンタルヘルスへの影響がおおいに懸念される今こそ、精神保健や福祉に関わる方々に取り入れていただきたい方法を、豊富なコラムや実施にあたっての留意点とともに示しています。
刊行に寄せて
第1章 はじめに
第2章 アウトリーチ型電話支援の有効性――受電型との比較から
1.電話支援サービスの方法
2.対象者・支援者の匿名性
3.支援者のマンパワー
4.費用
5.対象者の警戒を払拭する
6.アウトリーチ型電話支援のメリット
コラム① いのちの電話
コラム② ハイリスク・アプローチ
コラム③ アウトリーチ
第3章 まず準備すべきこと
1.支援実施者の決定
2.支援環境
3.セキュリティ対策
4.電話の準備
5.支援体制
6.記録
第4章 初回アプローチ――クライエントとの関係づくり
1.自己紹介と要件の確認
2.目的の確認(インフォームド・コンセント)
3.相手の驚きや戸惑いに対する共感
4.雑談
5.終了
コラム④ 架電支援とコールバック
第5章 メンタルヘルスの評価
1.抑うつ傾向
2.睡眠障害
3.いらいら感や怒り
4.死にたい気持ち(自殺念慮)
5.アルコールにまつわる問題
6.その他の問題
コラム⑤ 信頼性のある質問紙や構造化面接法
コラム⑥ うつ病とは
コラム⑦ 自殺
コラム⑧ PTSDとは
コラム⑨ 悲嘆反応
第6章 必要とされる技法や態度(傾聴と支持,助言)
1.声の調子やスピード
2.責任感・緊張感のある対話を作り出す
3.電話支援の流れ
4.電話で話を聴くために有用な技法
コラム⑩ 認知行動療法的なアプローチ
コラム⑪ 「音」では伝わりにくい言葉は言い換える
コラム⑫ メタメッセージ
コラム⑬ 自己効力感
第7章 リファー(他機関への紹介)の技術
1.リファーとは
2.どのようなリファー先が必要か
3.リファー先への情報提供
4.リファー後は経過を確認する
第8章 危機時の介入
1.危機時の査定
2.基本的なスタンス
3.助言,説得,紹介など
コラム⑭ さまざまな危機支援
コラム⑮ 心理教育
第9章 電話支援の終結へ向けて
1.過去の対処方略の検討
2.ソーシャルサポートの活用
3.リソースの紹介
第10章 電話支援者に対するトレーニングやケア
1.支援者の基本的態度
2.電話支援者のスキルアップ
3.支援者自身の心理的ケア
コラム⑯ 支援者特有のストレス
第11章 東日本大震災後の架電型(アウトリーチ型)電話支援の試み
1.福島県立医科大学による電話支援
2.支援事例
3.おわりに
コラム⑰ あいまいな喪失
コラム⑱ スティグマ
コラム⑲ リスク・コミュニケーションとは
補章 新型コロナ感染症とメンタルヘルス
1.新型コロナ感染症災害の特徴
2.もたらされるメンタルヘルス上の問題
3.ケアの原則
コラム⑳ IASCメンタルヘルスケア・ブリーフィングノート
コラム㉑ CBRNE災害
コラム㉒ サイコロジカル・ファーストエイド(PFA)
コラム㉓ 学習性無力
電話支援に関するQ&A
資料1 電話記録票
資料2 電話対応票――「現在の問題」チェックシート
資料3 相談先紹介のための資源の一例
第1章 はじめに
第2章 アウトリーチ型電話支援の有効性――受電型との比較から
1.電話支援サービスの方法
2.対象者・支援者の匿名性
3.支援者のマンパワー
4.費用
5.対象者の警戒を払拭する
6.アウトリーチ型電話支援のメリット
コラム① いのちの電話
コラム② ハイリスク・アプローチ
コラム③ アウトリーチ
第3章 まず準備すべきこと
1.支援実施者の決定
2.支援環境
3.セキュリティ対策
4.電話の準備
5.支援体制
6.記録
第4章 初回アプローチ――クライエントとの関係づくり
1.自己紹介と要件の確認
2.目的の確認(インフォームド・コンセント)
3.相手の驚きや戸惑いに対する共感
4.雑談
5.終了
コラム④ 架電支援とコールバック
第5章 メンタルヘルスの評価
1.抑うつ傾向
2.睡眠障害
3.いらいら感や怒り
4.死にたい気持ち(自殺念慮)
5.アルコールにまつわる問題
6.その他の問題
コラム⑤ 信頼性のある質問紙や構造化面接法
コラム⑥ うつ病とは
コラム⑦ 自殺
コラム⑧ PTSDとは
コラム⑨ 悲嘆反応
第6章 必要とされる技法や態度(傾聴と支持,助言)
1.声の調子やスピード
2.責任感・緊張感のある対話を作り出す
3.電話支援の流れ
4.電話で話を聴くために有用な技法
コラム⑩ 認知行動療法的なアプローチ
コラム⑪ 「音」では伝わりにくい言葉は言い換える
コラム⑫ メタメッセージ
コラム⑬ 自己効力感
第7章 リファー(他機関への紹介)の技術
1.リファーとは
2.どのようなリファー先が必要か
3.リファー先への情報提供
4.リファー後は経過を確認する
第8章 危機時の介入
1.危機時の査定
2.基本的なスタンス
3.助言,説得,紹介など
コラム⑭ さまざまな危機支援
コラム⑮ 心理教育
第9章 電話支援の終結へ向けて
1.過去の対処方略の検討
2.ソーシャルサポートの活用
3.リソースの紹介
第10章 電話支援者に対するトレーニングやケア
1.支援者の基本的態度
2.電話支援者のスキルアップ
3.支援者自身の心理的ケア
コラム⑯ 支援者特有のストレス
第11章 東日本大震災後の架電型(アウトリーチ型)電話支援の試み
1.福島県立医科大学による電話支援
2.支援事例
3.おわりに
コラム⑰ あいまいな喪失
コラム⑱ スティグマ
コラム⑲ リスク・コミュニケーションとは
補章 新型コロナ感染症とメンタルヘルス
1.新型コロナ感染症災害の特徴
2.もたらされるメンタルヘルス上の問題
3.ケアの原則
コラム⑳ IASCメンタルヘルスケア・ブリーフィングノート
コラム㉑ CBRNE災害
コラム㉒ サイコロジカル・ファーストエイド(PFA)
コラム㉓ 学習性無力
電話支援に関するQ&A
資料1 電話記録票
資料2 電話対応票――「現在の問題」チェックシート
資料3 相談先紹介のための資源の一例
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