施設内暴力
利用者からの暴力への理解と対応
援助者から利用者への暴力はニュースにも取り上げられるなど、大きな社会問題になっている。しかし、利用者による援助者への暴力については、施設職員経験者には「常識」であるが、世間一般には知られていない。福祉領域の職員が早期離職する要因のひとつとして、この問題がある。本書は、障害児者施設、児童養護施設、児童自立支援施設、高齢者施設の職員へインタビューを行い、施設の種別・領域を横断して、暴力の現状と職員の対応について調査した結果をまとめ、考察したものである。そのうえで、それぞれの領域で使われているスキルを結集し、利用者が暴力を振るわなくて済む援助者の対応法を開示する。
序文
はじめに
第1章 暴力概説
第1節 暴力の概念
Ⅰ 暴力と他傷の定義
Ⅱ 施設内暴力のとらえ方
第2節 暴力に至る主な要因諸説――主に障害・児童領域から
Ⅰ 本能による暴力
Ⅱ 欲求不満による暴力
Ⅲ 愛着と甘えによる暴力
Ⅳ 関係性の障害による暴力
Ⅴ 接近・回避動因的葛藤による暴力
Ⅵ 転移による暴力
Ⅶ 権力への反抗としての暴力
Ⅷ 目標達成の道具としての暴力(志向的自律型暴力)
Ⅸ 防衛手段としての暴力
Ⅹ 器質的要因による暴力(オキシトシンによる沈静効果)
第2章 施設内暴力の実態と考察
第1節 知的障害領域における暴力
Ⅰ 調査方法と分析方法
Ⅱ 暴力の実態(種類、発生要因、対処方法、影響)
第2節 児童福祉領域における暴力
Ⅰ 調査方法と分析方法
Ⅱ 暴力の実態(種類、発生要因、対処方法、影響)
第3節 高齢者介護領域における暴力
Ⅰ 調査方法と分析方法
Ⅱ 暴力の実態(種類、発生要因、対処方法、影響)
Ⅲ 暴力と向き合う職員の知恵
Ⅳ 認知症ケアのテクニック
Ⅴ おわりに
第3章 暴力防止サポート
Ⅰ 暴力対応の現状
Ⅱ 緊急介入・身体拘束の実態
Ⅲ 暴力防止サポートの構成
Ⅳ 暴力防止サポートの実際
第4章 怒りのマネジメント
第1節 いかに援助者自身の怒りをコントロールするか
Ⅰ 怒りをマネジメントするとはどういうことか
Ⅱ 援助者が怒りに巻き込まれないためのC(check)とC(control)
第2節 安心できる温かい風土をつくる
Ⅰ 「触れる関わり」(RC)の勧め
Ⅱ 「触れる関わり」の実際
引用・参考文献
おわりに
はじめに
第1章 暴力概説
第1節 暴力の概念
Ⅰ 暴力と他傷の定義
Ⅱ 施設内暴力のとらえ方
第2節 暴力に至る主な要因諸説――主に障害・児童領域から
Ⅰ 本能による暴力
Ⅱ 欲求不満による暴力
Ⅲ 愛着と甘えによる暴力
Ⅳ 関係性の障害による暴力
Ⅴ 接近・回避動因的葛藤による暴力
Ⅵ 転移による暴力
Ⅶ 権力への反抗としての暴力
Ⅷ 目標達成の道具としての暴力(志向的自律型暴力)
Ⅸ 防衛手段としての暴力
Ⅹ 器質的要因による暴力(オキシトシンによる沈静効果)
第2章 施設内暴力の実態と考察
第1節 知的障害領域における暴力
Ⅰ 調査方法と分析方法
Ⅱ 暴力の実態(種類、発生要因、対処方法、影響)
第2節 児童福祉領域における暴力
Ⅰ 調査方法と分析方法
Ⅱ 暴力の実態(種類、発生要因、対処方法、影響)
第3節 高齢者介護領域における暴力
Ⅰ 調査方法と分析方法
Ⅱ 暴力の実態(種類、発生要因、対処方法、影響)
Ⅲ 暴力と向き合う職員の知恵
Ⅳ 認知症ケアのテクニック
Ⅴ おわりに
第3章 暴力防止サポート
Ⅰ 暴力対応の現状
Ⅱ 緊急介入・身体拘束の実態
Ⅲ 暴力防止サポートの構成
Ⅳ 暴力防止サポートの実際
第4章 怒りのマネジメント
第1節 いかに援助者自身の怒りをコントロールするか
Ⅰ 怒りをマネジメントするとはどういうことか
Ⅱ 援助者が怒りに巻き込まれないためのC(check)とC(control)
第2節 安心できる温かい風土をつくる
Ⅰ 「触れる関わり」(RC)の勧め
Ⅱ 「触れる関わり」の実際
引用・参考文献
おわりに
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