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がん患者の語りを聴くということ

病棟での心理療法の実践から

がん患者の語りを聴くということ

病院におけるがん患者の疎外体験という根源的な問題を発見し、人の尊厳に向き合う心理療法を開始した著者による、苦闘と実践の記録

著者 L.ゴールディ 編著
J.デマレ 編著
平井 正三 監訳
鈴木 誠 監訳
ジャンル 臨床心理学
出版年月日 2022/07/25
書店発売日 2022/08/05
ISBN 9784414414844
判型・ページ数 A5 ・ 254ページ
定価 3,520円(税込)
在庫 未刊・予約受付中

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がん患者への心理的ケアの本質を明かした名著がついに初邦訳。

病院においてがん患者をひとりの人間として扱えなくなる、患者の疎外という根源的な問題がなぜ起こるのかを喝破し、人間の尊厳に向き合う心理療法事例を多数示す。病院に心理職が入る最初期の実践者であった著者が、周囲の無理解に直面しながらも、人の尊厳を見つめ続けるその透徹した視線と筆致には、かつて収容所で人間の本質に向き合ったフランクルにも通じる静かな迫力が宿る。

現代もなお解決をみない疎外の問題に向き合い、がん患者への心理的ケアを根本から向上させる必読の書である。

原書名:Psychotherapy and the treatment of cancer patients: Bearing cancer in mind

はじめに 
謝 辞
監訳者まえがき【平井正三】

序章                                                                            

第1章 がんを患う最前線
自己の消耗
がんという「砲撃(シェル)ショック」
総合病院における心理的トラウマへの注目
心理療法の「プロセス」
人生を必死に綴(つづ)る
包容(コンテイン)される感覚
成功した人へのがんの影響
絶望が持つ力
解放されるために話す

第2章 がんと心理療法の試み
専門病院
良いがんケア
医療の「盲点」
患者の「内的世界」に入っていくこと

第3章 がんが病院の対人関係に及ぼす影響
入院すること
「あちら側」
病院という世界
心理療法の価値

第4章 身体のさまざまな領域で起こるがんとこころの反応
脳におけるがん
頭頸部がん
「固形」がん、血液とリンパ系のがん
生殖器と尿・排泄系のがん

第5章 こころに強い影響を与える痛み
痛みの体験の想起
現在の体験である痛み
痛みの知覚の多様性
他者の痛みを受け取る
相補的なアプローチ

第6章 恐怖とトラウマ――真実を告げられるとき
真実を告げること
誰が決めるのか
告知するとき
医師の自己認識

第7章 NHS「総合」病院における精神分析的心理療法
無料の精神分析

第8章 病院におけるグループ・プロセスを検討する
医療チーム内のグループと派閥(ギャング)
専門用語(ジャーゴン)の使用
協働的なグループ
良いケアか悪いケアか
他者の視点から物事を見ること
鈍感になる訓練
真実を追う
忘れないことの重要性
奴隷のように服従する
「かのような(アズ・イフ)」というシナリオ
訓練
相補的アプローチ
良い死

監訳者あとがき【鈴木 誠】
文献


訳者
鈴木 誠【はじめに,謝辞,序章】
鈴木小央里【第1章】
山村真【第2章】 
目代貴士【第3章】
溝口由里子【第4章】 
澤たか子【第5章】
礒﨑聖子【第6章】 
井上剛【第7章】
金井菜穂子【第8章】 

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