目次
序論:ロンドン現代クライン派 ●ロイ・シェーファー
第Ⅰ部 理論形成と基本概念
1 臨床的事実とは何か ●エドナ・オショネシー
2 臨床的事実の概念化 ●ルース・リーゼンバーグ=マルコム
3 空想と現実 ●ハンナ・シーガル
4 投影同一化:いくつかの臨床的側面 ●べティ・ジョゼフ(本文割愛)
5 分裂と投影同一化 ●マイケル・フェルドマン(本文割愛)
6 さまざまな羨望の経験 ●エリザベス・ボット・スピリウス
第Ⅱ部 「病理的組織化」概念と臨床
7 残酷さと心の狭さ ●エリック・ブレンマン
8 病理的組織化と妄想分裂ポジションと抑うつポジションの間の相互作用 ●ジョン・スタイナー(本文割愛)
9 弱いものに蹴りを入れる:抑うつ的不安に対する暴力的防衛 ●ロビン・アンダーソン
第Ⅲ部 エディプス・コンプレックスと「第三の位置」
10 失われた結合:エディプス・コンプレックスにおける親のセクシュアリティ ●ロナルド・ブリトン
11 強迫的確信対強迫的疑念:2から3へ ●イグネス・ソドレ
12 躁的償い ●ハンナ・シーガル(本文割愛)
第Ⅳ部 妄想分裂ポジションと治療技法
13 理解することと理解しないことについて ●ベティ・ジョゼフ
14 再保証の力動 ●マイケル・フェルドマン
15 逆転移におけるワークスルー ●アーマ・ブレンマン=ピック(本文割愛)
16 精神分析技法の問題:患者中心の解釈と分析者中心の解釈 ●ジョン・スタイナー(本文割愛)
第Ⅴ部 精神分析過程
17 心的変化と精神分析の過程 ●ベティ・ジョゼフ
18 大人のなかの子ども:子どもの分析による大人の精神分析への寄与 ●ロビン・アンダーソン
エピローグ
訳者解題:ロンドン現代クライン派の展開 ●福本 修
第Ⅰ部 理論形成と基本概念
1 臨床的事実とは何か ●エドナ・オショネシー
2 臨床的事実の概念化 ●ルース・リーゼンバーグ=マルコム
3 空想と現実 ●ハンナ・シーガル
4 投影同一化:いくつかの臨床的側面 ●べティ・ジョゼフ(本文割愛)
5 分裂と投影同一化 ●マイケル・フェルドマン(本文割愛)
6 さまざまな羨望の経験 ●エリザベス・ボット・スピリウス
第Ⅱ部 「病理的組織化」概念と臨床
7 残酷さと心の狭さ ●エリック・ブレンマン
8 病理的組織化と妄想分裂ポジションと抑うつポジションの間の相互作用 ●ジョン・スタイナー(本文割愛)
9 弱いものに蹴りを入れる:抑うつ的不安に対する暴力的防衛 ●ロビン・アンダーソン
第Ⅲ部 エディプス・コンプレックスと「第三の位置」
10 失われた結合:エディプス・コンプレックスにおける親のセクシュアリティ ●ロナルド・ブリトン
11 強迫的確信対強迫的疑念:2から3へ ●イグネス・ソドレ
12 躁的償い ●ハンナ・シーガル(本文割愛)
第Ⅳ部 妄想分裂ポジションと治療技法
13 理解することと理解しないことについて ●ベティ・ジョゼフ
14 再保証の力動 ●マイケル・フェルドマン
15 逆転移におけるワークスルー ●アーマ・ブレンマン=ピック(本文割愛)
16 精神分析技法の問題:患者中心の解釈と分析者中心の解釈 ●ジョン・スタイナー(本文割愛)
第Ⅴ部 精神分析過程
17 心的変化と精神分析の過程 ●ベティ・ジョゼフ
18 大人のなかの子ども:子どもの分析による大人の精神分析への寄与 ●ロビン・アンダーソン
エピローグ
訳者解題:ロンドン現代クライン派の展開 ●福本 修
内容説明
フロイトの理論と技法に重要な改良を加えたメラニー・クラインの貢献は、その後ビオンやローゼンフェルトといった傑出した後継者を経て、ロンドンを拠点とする現代クライン派に引き継がれている。本書は、そのなかからシーガルやジョゼフをはじめオショネシー、フェルドマン、ブリトン、アンダーソンらの優れた業績がそれぞれ編者の解説つきで一望できる精選論文集である。さらに、巻末に付した詳しい訳者解題は読者の理解に大いに役立とう。 原書名:The Contemporary Kleinians of London