シナリオで学ぶ心理専門職の連携・協働
領域別にみる多職種との業務の実際
心理専門職が活躍している医療、教育、福祉、矯正、産業・労働、私設・開業の6領域ごとに、多職種との連携・協働の実際を解説した実践書。各章冒頭の架空事例(シナリオ)によって各領域特有の状況を平易にイメージでき、解説もシナリオの流れに沿って進むので理解しやすい。一人職場や初任者の人でも所属領域の特徴がつかめ、他の専門職が心理専門職に何を求めているのか把握できる。カウンセリング演習のテキストにも最適。
はじめに
第1章 心理専門職のための連携・協働
1.連携・協働の必要
2.連携・協働の概念整理
3.連携協働の課題――チーム医療における課題
4.専門職連携教育
5.公認心理師法における連携
第2章 医療領域
Ⅰ 事例
1 概要
2 臨床経過
3 心理面接および連携・協働の経過
Ⅱ 領域ごとに求められる連携・協働の概説
1 コミュニティのなかにある医療
2 事例に登場する関係職種の簡単な紹介
3 連携・協働のために必要な知識
4 多職種協働による逆説的現象
Ⅲ 他領域専門職が求める心理職のコンピテンシー
1 医療における必要なコンピテンシー
2 心理職としてのコンピテンシー
Ⅳ 他領域専門職への伝え方
Ⅴ その他(協働研究,若手への教育,他領域専門職へのコンサルテーション等)
第3章 教育領域
Ⅰ 事例――不登校生徒へのネットワーク・アプローチ
1 概要
2 支援に至る経過
3 支援経過
Ⅱ 領域ごとに求められる連携・協働の解説
1 学校臨床領域に求められる連携・協働
2 学校臨床領域における連携・協働の実際
Ⅲ 他領域専門職が求める心理職のコンピテンシー
1 コンピテンシーとは
2 学校臨床で求められる心理専門職のコンピテンシー
Ⅳ 他領域専門職への心理業務内容の伝え方
1 何を伝えるか
2 どう伝えるか
Ⅴ むすびにかえて
第4章 福祉領域
はじめに
Ⅰ 事例
1 概要
2 多職種協働による支援経過
Ⅱ 領域ごとに求められる連携・協働の解説――A子の事例から多職種協働を考える
1 児童福祉領域における多職種協働
Ⅲ 他領域専門職が求める心理職のコンピテンシー
1 児童養護施設における多職種チーム
2 施設外の多機関協働
3 求められるコンピテンシー――まとめとして
Ⅳ 他領域専門職への伝え方
1 他職種から理解され,信頼される心理職であるために
第5章 矯正領域
Ⅰ 事例
1 概要
2 面接および連携・協働の経過
Ⅱ 領域ごとに求められる連携・協働の概説
1 心理技官の歴史
2 心理技官の業務と連携の実際(少年鑑別所を例として)
Ⅲ 他領域心理職に伝えたい心理職のコンピテンシー
1 心理技官に必要な知識等
2 心理技官に求められるコンピテンシー
Ⅳ 心理技官の採用と養成
第6章 産業・労働領域
Ⅰ 事例
1 概要
2 支援経過
Ⅱ 領域ごとに求められる連携・協働の概説
1 「コミュニティ」としての職場
2 さまざまな関係部門との連携・協働
3 連携・協働のタイミングとポイント(職場復帰支援を例に)
4 連携・協働のために必要な知識
Ⅲ 他領域専門職が求める心理職のコンピテンシー
1 産業・労働領域で働くために必要なコンピテンシー
2 他領域専門職が求める心理職のコンピテンシー
Ⅳ 他領域専門職への心理業務内容の伝え方
1.ボトムアップ的な情報整理のすすめ
Ⅴ その他――自己研鑽とネットワーク作り
第7章 私設・開業領域
Ⅰ 事例
1 概要
2 臨床経過
Ⅱ 領域ごとに求められる連携・協働の解説
1 私設・開業領域に求められる連携・協働
2 私設・開業領域に求められる連携・協働の実際
Ⅲ 私設・開業領域に求められる連携・協働のコンピテンシー
1 クライエントとの仕事を責任を持って引き受けることのできる基本技能
2 クライエントと話し合って合意を形成する技能
3 開示すべき情報を選択して関係者に適切に伝達する技能
4 支援の全体状況をクライエントの心理支援に役立つ資源として用いる技能
Ⅳ 連携・協働の軸としてのクライエント
おわりに
執筆者
鶴 光代【第1章】
津川律子【第2章】
岩滿優美【第2章】
窪田由紀【第3章】
増沢 高【第4章】
渡邉 悟【第5章】
種市康太郎【第6章】
割澤靖子【第6章】
今井たよか【第7章】
第1章 心理専門職のための連携・協働
1.連携・協働の必要
2.連携・協働の概念整理
3.連携協働の課題――チーム医療における課題
4.専門職連携教育
5.公認心理師法における連携
第2章 医療領域
Ⅰ 事例
1 概要
2 臨床経過
3 心理面接および連携・協働の経過
Ⅱ 領域ごとに求められる連携・協働の概説
1 コミュニティのなかにある医療
2 事例に登場する関係職種の簡単な紹介
3 連携・協働のために必要な知識
4 多職種協働による逆説的現象
Ⅲ 他領域専門職が求める心理職のコンピテンシー
1 医療における必要なコンピテンシー
2 心理職としてのコンピテンシー
Ⅳ 他領域専門職への伝え方
Ⅴ その他(協働研究,若手への教育,他領域専門職へのコンサルテーション等)
第3章 教育領域
Ⅰ 事例――不登校生徒へのネットワーク・アプローチ
1 概要
2 支援に至る経過
3 支援経過
Ⅱ 領域ごとに求められる連携・協働の解説
1 学校臨床領域に求められる連携・協働
2 学校臨床領域における連携・協働の実際
Ⅲ 他領域専門職が求める心理職のコンピテンシー
1 コンピテンシーとは
2 学校臨床で求められる心理専門職のコンピテンシー
Ⅳ 他領域専門職への心理業務内容の伝え方
1 何を伝えるか
2 どう伝えるか
Ⅴ むすびにかえて
第4章 福祉領域
はじめに
Ⅰ 事例
1 概要
2 多職種協働による支援経過
Ⅱ 領域ごとに求められる連携・協働の解説――A子の事例から多職種協働を考える
1 児童福祉領域における多職種協働
Ⅲ 他領域専門職が求める心理職のコンピテンシー
1 児童養護施設における多職種チーム
2 施設外の多機関協働
3 求められるコンピテンシー――まとめとして
Ⅳ 他領域専門職への伝え方
1 他職種から理解され,信頼される心理職であるために
第5章 矯正領域
Ⅰ 事例
1 概要
2 面接および連携・協働の経過
Ⅱ 領域ごとに求められる連携・協働の概説
1 心理技官の歴史
2 心理技官の業務と連携の実際(少年鑑別所を例として)
Ⅲ 他領域心理職に伝えたい心理職のコンピテンシー
1 心理技官に必要な知識等
2 心理技官に求められるコンピテンシー
Ⅳ 心理技官の採用と養成
第6章 産業・労働領域
Ⅰ 事例
1 概要
2 支援経過
Ⅱ 領域ごとに求められる連携・協働の概説
1 「コミュニティ」としての職場
2 さまざまな関係部門との連携・協働
3 連携・協働のタイミングとポイント(職場復帰支援を例に)
4 連携・協働のために必要な知識
Ⅲ 他領域専門職が求める心理職のコンピテンシー
1 産業・労働領域で働くために必要なコンピテンシー
2 他領域専門職が求める心理職のコンピテンシー
Ⅳ 他領域専門職への心理業務内容の伝え方
1.ボトムアップ的な情報整理のすすめ
Ⅴ その他――自己研鑽とネットワーク作り
第7章 私設・開業領域
Ⅰ 事例
1 概要
2 臨床経過
Ⅱ 領域ごとに求められる連携・協働の解説
1 私設・開業領域に求められる連携・協働
2 私設・開業領域に求められる連携・協働の実際
Ⅲ 私設・開業領域に求められる連携・協働のコンピテンシー
1 クライエントとの仕事を責任を持って引き受けることのできる基本技能
2 クライエントと話し合って合意を形成する技能
3 開示すべき情報を選択して関係者に適切に伝達する技能
4 支援の全体状況をクライエントの心理支援に役立つ資源として用いる技能
Ⅳ 連携・協働の軸としてのクライエント
おわりに
執筆者
鶴 光代【第1章】
津川律子【第2章】
岩滿優美【第2章】
窪田由紀【第3章】
増沢 高【第4章】
渡邉 悟【第5章】
種市康太郎【第6章】
割澤靖子【第6章】
今井たよか【第7章】
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