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精神分析から見た成人の自閉スペクトラム

中核群から多様な拡がりへ

精神分析から見た成人の自閉スペクトラム

本書は極めて現代的なテーマである自閉スペクトラムの解明と打開に精神分析がいかに貢献できるかという点から収録された臨床例である

著者 福本 修 編著
平井 正三 編著
ジャンル 精神分析
出版年月日 2016/11/05
ISBN 9784414416213
判型・ページ数 A5・438ページ
定価 本体4,800円+税
在庫 在庫あり
 

目次

序(福本 修)

第Ⅰ部 総説と展望

第1章 自閉症中核群への精神分析的アプローチ(平井 正三)
第2章 自閉症スペクトラム症のこころの発達――パーソナリティ障害との架け橋(木部 則雄)
第3章 成人症例の自閉性再考(福本 修)

第Ⅱ部 児童期症例の理解

第4章 発達障害を持つと考えられる子どもとその家族のアセスメント(鵜飼 奈津子)
第5章 自閉症を持つ男児との集中心理療法――アグレッションをめぐって(脇谷 順子)
第6章 自閉症を抱えた子どもとの精神分析的心理療法(西村 理晃)

第Ⅲ部 成人例での臨床試験

第7章 「重ね着症候群」(衣笠)について(皆川 英明)
第8章 パーソナリティ障害との異同は何か?――成人の自閉スペクトラムの臨床に向けて(岡田 暁宜)
第9章 ADHDのこころの発達――症例報告と発達の展開(木部 則雄)
第10章 1990年代前半の診断の混乱について(福本 修)
第11章 〈あなたはここで〉から〈あなたとわたし〉へ――青年期症例を自閉の病理の観点から振り返る(高野 晶)
第12章 長期関与した精神分析的精神療法から(池田 政俊)
第13章 「自閉的パーソナリティ」と分析的グループ療法(浅田 護)
第14章 ベータ要素のバリエーションと自閉性知覚要素――ビオンの変形理論から見た幻覚心性と自閉性変形(飛谷 渉)

第Ⅳ部 症例の総合的研究

第15章 自閉症児が内的空間を形成していく過程の素描(植木田 潤)
 第15章へのコメント1(平井 正三)
 第15章へのコメント2――パルス状の主体の発見(福本 修)
第16章 「ゆるむこと」と「ぶつかること」を恐れる青年期女性への心理療法(淀 直子)
 第16章へのコメント1――精神分析のテーマと技法(木部 則雄)
 第16章へのコメント2――軽度の自閉スペクトラム症の青年の心理療法と付着一体性対象関係(平井 正三)
第17章 自己と対象への気づきと自閉状態との満ち引き――アメーバ様だった男性の事例から(松本 拓真)
 第17章へのコメント1――「自閉スペクトラム」への治療的関与の可能性(福本 修)
 第17章へのコメント2(飛谷 渉)

総括 自閉スペクトラムの拡がりと今後の課題

第18章 自閉スペクトラム症への精神分析的アプローチ再考――「間主観性/相互主体性ゲーム」の観点から(平井 正三)

あとがき(福本 修)

人名索引
事項索引

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内容説明

人とのコミュニケーションや関わりが困難な自閉スペクトラム障害をもつ人に対する精神分析的アプローチに関する書。従来の精神分析理論や技法とは異なった角度から様々なこころみを実践する。精神分析が自閉症の問題に対応できないという批判に抗して新しい視点と症例を紹介する。

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