ホーム > 稲妻に打たれた欲望

稲妻に打たれた欲望

精神分析によるトラウマからの脱出

稲妻に打たれた欲望

様々なトラウマ的な出来事に対して、起こった事態ではなく自分自身の主体を中心に据えて立ち向かってゆくことの大切さを提示する。 

著者 ソニア・キリアコ
向井 雅明 監訳
ジャンル 精神分析
出版年月日 2016/09/30
ISBN 9784414414653
判型・ページ数 A5・230ページ
定価 本体2,700円+税
在庫 在庫あり
 

目次

プロローグ                      

イントロダクション                  
 フロイトと外傷
 ファンタスムと外傷
 分析を開始することは真の行為である

I 幼児期の侵害                   
 ニーナの秘密                    
  意味の探求
  ファンタスムの構築
  名付けられない現実界
 めまい                       
  文字通りとられたシニフィアン
  分析家の選択
  新しい結び目に向かって

Ⅱ セクシュアリティは常に外傷的である         
 天使ガブリエル                    
  失われた楽園
  外傷の三つの時
  幸せな解決法
 リュシーにとってのひとつの謎             
  不安は騙さない
  分析の謎
  症状は外傷への返答である
 リラの隠された宝                   
  遮蔽想起のほうへ  
  恐ろしい共犯   
  解決を示す夢  
  父親の失墜  
  「無」という対象の威力
 
Ⅲ 愛の傷                       
 謎の女アナ                     
  致死的な同一化
  災禍
  不安、欲望、羞恥
  三羽のカラスの夢
  エピローグ
 フローラと分析家、そして小さなノート          
  セクシュアリティ、この解けない謎
  分析あるいは言語の実験室
  全てが解決するわけではない
 休戦 
  不安定な均衡
  精神病の危機
  思いがけない発見

Ⅳ 死と喪                       
 勇敢な少年、リュ                   
  解釈を急がないこと
  忘却の解消
  「失踪した」父親の喪に服すること
 アリス、人形と幽霊                  
  幻覚的現象
  空を満たすこと
  支えとなる知
 影の国のヴィクトール                 
  不安と苦悩に対するユーモア
  母親の物であること
  ひとつの喪の背後にはもうひとつの喪が隠されているかもしれない

V 究極的脅威                      
 誰も自らの死を想像することはできない
 ひとつの原因の探求
 罪責感から謎へ
 暗号化と解読
 事後的効果
 全てが修復されるわけではない

結 論
監訳者あとがき
用語解説

訳者紹介 [翻訳分担]
中野正美(なかの まさみ) [プロローグ・はじめに・リラの隠された宝・Ⅳ死と喪・勇敢な少年・リュ・Ⅴ究極的脅威]
阿部又一郎(あべ ゆういちろう) [Ⅰ幼児期の侵害・ニーナの秘密]
竹下裕行(たけした ひろゆき) [めまい]
仁田雄介(にった ゆうすけ) [Ⅱセクシュアリティは常に外傷的である・天使ガブリエル]
玉崎英一(たまさき えいいち) [リュシーにとっての一つの謎]
松山航平(まつやま こうへい) [Ⅲ愛の傷・謎の女アナ]
片岡一竹(かたおか いちたけ)  [フローラと分析家、そして小さなノート・結論・謝辞・用語解説]
竹下のりこ(たけした のりこ) [休戦]
飛田辰晃(とびた たつあき)  [アリス、人形と幽霊]
小長野航太(こながの こうた) [影の国のヴィクトール]

このページのトップへ

内容説明

火事、強迫神経症、摂食障害、性的虐待、急性疾患など様々な外傷的な問題をもつ人の背後に両親や幼児期の葛藤、無意識に隠された欲望をみつけ、それを分析家に語ることで方向性を見いだしていく過程を鮮やかに描く。私たちが生きる上でみずからが自分自身の主体となって生きることの重要性を症例と共に分かりやすく解説する。ラカン派の精神分析の治療過程が分かるだけでなく、現代社会でトラウマに向き合う上で精神分析がなぜ必要とされるかが語られる。
原書名:LE DÉSIR FOUDROYÉ

このページのトップへ

関連書籍

疾風怒濤精神分析入門

疾風怒濤精神分析入門

広範囲で受け入れられるラカン理論入門の書

著者:片岡 一竹
 
 

このページのトップへ