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学校臨床に役立つ精神分析

学校臨床に役立つ精神分析

学校現場を読み解き児童生徒を見守り理解するうえで精神分析の考え方がどのように活かされ役立つかを豊富な実践例を通して紹介する

著者 平井 正三
上田 順一
ジャンル 臨床心理学 > 心理療法(カウンセリング)
精神分析
出版年月日 2016/03/05
ISBN 9784414416114
判型・ページ数 A5・238ページ
定価 本体2,500円+税
在庫 在庫あり
 

目次

はじめに――教育と精神分析の可能性に向けて

第1章 学校現場で役に立つ精神分析                             
  第1節 実践方法としての精神分析――内省と観察、そして熟考し話し合うこと
  第2節 精神分析の理論

第2章 学校現場における心理職の専門性――学校現場と精神分析の邂逅            
  第1節 学校現場におけるスクールカウンセラーの位置づけと専門性 
  第2節 スクールカウンセリング活動に係る法律とその周辺を概観する 
  第3節 精神分析的観点に基づく授業参観をスクールカウンセリング活動の中心に置く 
  第4節 学校現場と精神分析の邂逅 

第3章 特別支援教育の基礎知識                              
  第1節 特殊教育から特別支援教育へのパラダイム・シフト 
  第2節 特別支援教育の展開 
  第3節 今後の展開――共生社会に向けた「インクルーシブ教育システムの構築」へ 
  
第4章 スクールカウンセリングに精神分析的観点を利用する                 
  第1節 タビストック方式乳幼児観察 
  第2節 乳幼児観察の視点を持って授業参観することの実際 
  
第5章 教室にいる発達障害のある子どもと教員を支援する                  
  第1節 「発達障害」の示唆している問題 
  第2節 学校コンサルテーションに精神分析的な理解を持ち込むことの意義 
  
第6章 中学校における精神分析的志向性を持つカウンセリングの意義――精神分析的あり方をめぐって            
  第1節 面談事例と考察 
  第2節 なぜ学校で精神分析なのか 
  第3節 意義について 

第7章 高校生の分離を巡る葛藤と家庭環境――高校生の発達課題を踏まえて         
  第1節 高校とスクールカウンセラー 
  第2節 事 例 

第8章 高校の統廃合という現代的事象とそこで惹起されるもの――活性化される対象関係   
  第1節 吸収される側――「閉校」をイメージさせる高校 
  第2章 吸収する側――傷ついた新しいものを受け入れる高校 

第9章 高校における「いじめ」と関わる――変わらないメカニズムと新しいツール      
  第1節 関わる大人の心 
  第2節 生徒同士のいじめ問題 

第10章 教職員チームへの支援――ワークディスカッションという方法           
  第1節 教職員チームへの支援に立ちはだかる集団心性 
  第2節 ワークディスカッションの方法論 
  
第11章 学校現場に精神分析的観点を育む――スクールカウンセラーの訓練と教員養成への提言 
  第1節 ワークディスカッションという方法論 
  第2節 なぜ心理臨床家の訓練のためにワークディスカッションを用いるのか 
  第3節 教員養成課程での「観察と洞察」の訓練 

あとがき 

人名索引/事項索引 巻末

【執筆者】
平井 正三【はじめに、第1章】
上田 順一【第2章、第4章、第11章、あとがき】
植木田 潤【第3章、第5章】
ガヴィニオ 重利子【第6章】
人見 健太郎【第7章、第8章、第9章】
鈴木 誠【第10章】

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内容説明

学校とは本来、子どもが人生において重要な人間関係を持ち、その後の人生を左右するような情緒的経験をする場である。教育が、子どもの知識面や表面的な適応だけでなく、真の心の成長を育む必要があるとされるなら、それこそ、精神分析が目指しているものと深く共鳴すると言えよう。教育と精神分析はどちらも心の成長を育むことを主眼とした実践である点で密接に関わっているのだ。
本書はそうした学校現場において、精神分析の概念や理論が学校を読み解き児童生徒を理解するうえで、どのように活かされ役立つかを、豊富な実践例を通して紹介する。それは教育の新たな可能性を見せてくれるとともに、精神分析の新たな可能性をも示している。

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