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子どものこころの発達を支えるもの

アタッチメントと神経科学、そして精神分析の出会うところ

子どものこころの発達を支えるもの

タビストック・クリニックの指導的心理療法士が、子どもの心理・社会的発達に関する重要な問題について、解決に導く論点を提示する

著者 グレイアム・ミュージック
鵜飼 奈津子 監訳
ジャンル 臨床心理学
出版年月日 2016/01/25
ISBN 9784414414622
判型・ページ数 A5・272ページ
定価 本体3,200円+税
在庫 在庫あり
 

目次

日本語版に寄せて
謝辞

第1章 序論:群盲象を評す
 素質と環境/多様な視点/育まれない子ども,野生児,そして人としての育みに欠けていること/本書の構成   

Part 1 情緒的・社会的発達の始まり 

第2章 命の始まり:受精から誕生まで
 まだ生まれていない赤ん坊の観察/親の影響はいつ始まるのか:生物学と心理学の出会い/持続的影響と社会的影響/生まれるということ/まとめ   

第3章 関係性の中に生まれてくる
 未成熟さ/絆形成:人間は醜いアヒルの子ではない/関係を作っていくことになっている/乳児の模倣と偶発性/調和,情動調整,マーキング/母性本能を問う:遺棄と乳児殺し/同調化,文化,そして私たちの一員になっていくこと/まとめ

第4章 共感,自己,そして他者のこころ
 他者のこころを理解する早期の萌芽/9カ月以降の急速な発達/こころの理論/例外:自閉症の子どもの場合/共感,ミラーニューロン,リゾラッティのサル/まとめ:こころを理解すること   

Part 2 さまざまな観点から 

第5章 アタッチメント
 アタッチメント理論の第2段階:メアリー・エインズワースとストレンジ・シチュエーション法/私たちの中のアタッチメント/アタッチメントの伝達/アタッチメント理論と文化/アタッチメントと障害/まとめ 

第6章 生物学と脳
 私たちの脳と進化/依存の体験/さまざまなホルモン/左脳と右脳/トラウマとネグレクト:扁桃,海馬,HPA軸/まとめ――希望か,それとも望みなしか?

Part 3 発達の力とその諸段階 

第7章 言語,言葉,そして象徴
 ペアレンティーズと乳児に向けられる発話/文化と言語/間主観性と言語を学ぶこと/言語と脳/言語と情緒プロセス/言語能力と社会的利点/まとめ   

第8章 記憶:自分が何者で,何を期待するのかについて学ぶ
 未来を予測するものとしての脳/出来事と事実の記憶/自伝的記憶/トラウマ,記憶,そして忘れること/まとめ   

第9章 遊び:楽しみ,象徴化,練習,そしてふざけること
 乳児期の遊び/他の種における遊び/無鉄砲さ/遊びの種類と学びの種類/こころの窓としての遊び/遊び,ふりをすること,象徴,そしてこころが育つこと/まとめ   

第10章 大人に向かって
 思春期の脳/アタッチメントの減少/セックスと恋愛/リスク,問題,そしてレジリエンス/本章のまとめ:思春期と成人期の始まり 

Part 4 早期の体験の結末 

第11章 トラウマ,ネグレクト,そしてその影響
ネグレクト/不適切な養育,トラウマ,そして虐待/長期に及ぶ影響/無秩序・無方向型アタッチメント/まとめ

第12章 遺伝子,素質と養育
 遺伝子は自分と他者の行動に影響を及ぼす/遺伝子がすべてではない/まとめ  

第13章 本書のまとめ:早期の体験とその長期的な結末
 アタッチメントと早期の体験の影響/子ども時代のトラウマと良い体験の欠如/どのような変化が可能なのか/おわりに   

用語集
文献
監訳者あとがき
事項索引

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内容説明

タビストック・クリニックの指導的心理療法士が、子どもの情緒発達に関するアタッチメント理論、神経科学、発達心理学等の領域の調査・研究から分かってきた事柄をまとめた、エキサイティングなテキスト。本書を一読することで、心理的・社会的発達に関する重要なテーマが概観できる。受精から成人に至るまでの、驚くべき発見に満ちた人間のこころの旅路に関する多くの問いへの答えが、ここにある。
原書名:Nurturing Natures: Attachment and Children's Emotional, Sociocultural and Brain Development

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