ホーム > あいまいな喪失とトラウマからの回復

あいまいな喪失とトラウマからの回復

家族とコミュニティのレジリエンス

あいまいな喪失とトラウマからの回復

悲惨な非日常やありふれた日常において出会うあいまいな喪失の治療と援助に携わる専門家に向けて書かれた包括的なガイド

著者 ポーリン・ボス
中島 聡美 監訳
石井 千賀子 監訳
ジャンル 臨床心理学 > 心理療法(カウンセリング)
臨床心理学 > トラウマ・虐待
出版年月日 2015/02/20
ISBN 9784414414592
判型・ページ数 A5・382ページ
定価 本体4,400円+税
在庫 在庫あり
 

目次

はじめに――喪失とあいまいさ
 文脈的な視点
 あいまいな喪失とトラウマ的なストレス
 あいまいな喪失のモデル
 研究基盤が作られるまでの歴史
 概念上の基盤:ストレスとレジリアンス
 トレーニング
 研究の必要性
 まとめ

第Ⅰ部 あいまいな喪失の理論の構築
第1章 心の家族
 心の家族を、ストレスやレジリエンスと結びつける
 心理的家族と多様性
 理論的前提
 存在と不在というあいまいさ
 まとめ

第2章 トラウマとストレス
 治療の展開
 ストレスとトラウマ
 PTSD――注意が必要な点と家族療法との連携性
 緊急事態ストレス・デブリーフィング――その注意点と家族療法との連携性
 治療と介入

第3章 レジリエンスと健康
 定義
 臨床家のための研究の歴史と最近の知見
 レジリエンスに関する注意点
 セラピーにおける治療と予防的介入の原則
 事例研究

第Ⅱ部 あいまいな喪失の治療・援助の目標
第4章 意味を見つける
 意味を探究
 意味の現象学
 意味を見出すのに役立つことは何か
 妨げになるものとは?
 意味を見つけるためのセラピーの手法と指針
 まとめ

第5章 支配感を調節する
 支配感とは?
 基本となる理論
 支配感を調節するのに役立つことは何か
 妨げになるものとは?
 支配力を調節するためのセラピーの治療援助方法と指針
 まとめ

第6章 アイデンティティーの再構築
 アイデンティティーとあいまいな喪失
 理論的基盤としての社会構成主義
 アイデンティティーの再構築に役立つこと
 妨げとなること
 アイデンティティーを再構築するための治療援助方針と指針
 まとめ

第7章 両価的な感情を正常なものと見なす
 あいまいさと両価的な感情
 両価的な感情を正常なものと見なすことは、どのようにレジリエンスと関連しているか
 基本となる理論
 両価的な感情を正常なものと見なすのに役立つこと
 妨げになること
 両価的な感情を正常なものと見なすためのセラピーの技法と指針
 まとめ

第8章 新しい愛着の形を見つける
 愛着とあいまいさ
 環境上の問題や文脈を理論的に検討する
 新しい愛着の形を見つけるためにどんなことが助けになるか
 妨げになること
 愛着を見直すめのセラピーの方法と指針
 まとめ

第9章 希望を見出す
 希望とあいまいな喪失
 理論的な基盤
 希望が役に立つ時
 希望が妨げになる時
 新たな希望を見出すためのセラピーの方法と指針
 まとめ

エピローグ――セラピスト自身について
 出発地点
 あいまいさや喪失とともに自分自身の安心感を高めること
 まとめ

このページのトップへ

内容説明

震災や事故で愛する人が行方不明になってしまった時、私たちは自分のこころの持って行き場を失う。その人の影は心の中に残り続け、それを追っても見つけることは既にできない。また、家族が認知症となり、愛する人が目の前にいるのに、その人の目に自分が他人として写っているのを知った時、私たちはその人を失ったような感覚に陥る。本書は、あいまいな喪失の治療と援助に携わる専門家に向けて書かれた包括的なガイドである。
原書名:Loss, Trauma, and Resilience : Therapeutic Work with Ambiguous Loss

このページのトップへ

関連書籍

認知症の人を愛すること

認知症の人を愛すること

介護に携わる人が自分の心を支えるための書

 
 

このページのトップへ