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関係するこころ

外傷、癒し、成長の交わるところ

関係するこころ

痛切な外傷経験にさらされ解離した自己の状態からいかに一歩を踏み出すか。二者心理学の立場から関係的精神分析の実際を提示する。

著者 フィリップ・M・ブロンバーグ
吾妻 壮
岸本 寛史
山 愛美
ジャンル 臨床心理学 > 心理療法(カウンセリング)
出版年月日 2014/07/20
ISBN 9784414414578
判型・ページ数 A5・318ページ
定価 本体4,000円+税
在庫 在庫あり
 

目次

謝 辞  
まえがき(アラン・ショア)
  発達:愛着と右脳中核自己の早期発展
  精神病因論:愛着外傷と解離が発達中の右脳へ及ぼすネガティヴな影響
  精神病因論:病的解離の臨床的病像
  心理療法:情動の変容プロセスにおけるエナクトメントの重大な役割 

序 文  

第Ⅰ部 情動調整と臨床的プロセス

第1章 津波を収める
 「贈り物」
 津波を収める
 アリシア
 マリオ
 グロリア
 窮地のハムレットを救うこと  

第Ⅱ部 不確実性

第2章 「私の心には決して入らなかった」                  
 単なる靴の中の小石  
 秘密、そして傷ついた欲望  

第3章 「この気持ち、分かりますか!」                   
 自己-状態と解離  
 解離とメンタライゼーション  
 ロザンヌ
 コーダ

第4章 解離のギャップに気をつけて
 臨床的論点
 マーサ  

第Ⅲ部 躓きながら耐え抜くこと

第5章 真実と人間の関係性
 ドグマ心的
 真実と意識の不連続性
 神経ネットワークと自己-状態ネットワーク
 葛藤、抑圧、抵抗
 安全と危険
 クローディア
 人間的な関係性に関する結語  

第6章 これが技法であるならば、最大限活用せよ!
 関係的無意識
 コーダ

第7章 「大人の」言葉――無意識的空想についてのパースペクティヴ
 空想と現実
 関係的に構成された自己-組織化システムとしての人間の心  

第Ⅳ部 間主観性の領域

第8章 「あなたの近しさ」――個人的な終章
 何となく知っている
 間主観性の領域
 癒しの領域
 トリュフを探し求めて  

文 献  

訳者あとがき
1 Philip M. Brombergと現代の精神分析(吾妻 壮)  
2 Bromberg の「人」「なり」「魅力」(山 愛美)  
3 関係するこころ(岸本寛史)  

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内容説明

人は自らのこころが扱い切れないほどの経験に曝されたとき、その経験は発達的外傷もしくは関係的外傷となって、こころに傷を残す。そしてその傷から身を守るために、その経験をしているときの自己状態は切り離され、「私ではない私」となる。本書は、そうした解離状態から抜け出し、一歩を踏み出すための、関係論的精神分析の実際を提示する。二者心理学の立場から、治療者と患者間で生じる、ともすると見過ごされてしまいがちな治療的相互交流の襞や彩の、まるで絵を描くかのような描写を通して、内容からプロセスに焦点を移した心理療法が展開される。
原書名:The Shadow of the Tsunami: and the Growth of the Relational Mind

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