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死別体験

研究と介入の最前線

死別体験

欧米の死別研究の見取り図。進化や愛着をはじめ、さまざまな悲嘆理論をレビューし、常識・通説の再考を迫る実証研究を多数紹介する

著者 マーガレット・S・シュトレーベ 編著
ロバート・O・ハンソン 編著
ヘンク・シュト 編著
ウォルフガング・シュトレーベ 編著
森 茂起
森 年恵
ジャンル 臨床心理学 > 心理療法(カウンセリング)
臨床心理学 > トラウマ・虐待
出版年月日 2014/03/15
ISBN 9784414414547
判型・ページ数 A5・336ページ
定価 本体4,400円+税
在庫 在庫あり
 

目次

第1章 死別研究――現代の視点
 死別研究――基本概念の定義
 20世紀の死別研究
 本書の視野と内容
 結論

第2章 悲嘆の本質と原因
 悲嘆の段階理論
 悲嘆の種類
 何が悲嘆を引き起こすのか
 悲嘆理論の比較

第3章 悲嘆の諸理論――過去、現在、そして将来の展望
 悲嘆の進化論的起源
 進化論から見た悲嘆の個人差
 悲嘆反応の直接的原因
 悲嘆過程への文脈の影響
 悲嘆作業理論の実証的評価
 理論的ギャップの補完
 愛着から見た悲嘆の個人差
 臨床実践、研究、理論の関係

第4章 愛着から見た死別
 愛着の理論と研究における基本概念
 愛着から見た喪失と死別
 非安全型愛着と障害型の喪
 不安を伴う愛着と慢性的喪
 回避型愛着と悲嘆の欠如
 愛着型による喪失への適応の相違についての実証的根拠
 結論的所見

第5章 絆を手放すべきか、維持すべきか
 脱愛着から悲嘆作業を区別する
 何を手放す必要があるのか、何を継続できるのか
 愛着理論に基づいて見た絆の維持
 継続的絆の非適応的表現を評価する上で、未解決の喪失は何を意味するか
 将来の方向性
 結論

第6章 目標を再定義する、自己を再定義する――喪失後の「トラウマ後成長」の吟味
 喪失、変化、成長の認知
 喪失後の成長に関するいくつかの見方
 トラウマ後成長モデルへの批判
 成長の意味を解明する
 成長の要素を分析する――利益、洞察、持続的トラウマ後成長の区別
 要約と結論

第7章 子どもの喪失――突然死と長期の闘病
 突然の暴力的な子どもの死
 親の死別プロジェクト
 死別から5年間に親が示したコーピング方策
 突然死による死別――要約
 子どもの長期にわたる闘病後に親が直面する死別の課題
 癌による死別――要約
 突然死による死別と長期の闘病による死別の類似点と相違点
 研究の推奨
 結論

第8章 子ども時代の親の死による長期的影響――心理的・生理的徴候
 人生初期における親の喪失がもたらす心理的影響
 早い親の喪失による生理的影響
 将来的方向性

第9章 人生後期の死別体験――高齢者夫婦人生変動研究より
 人生後半における配偶者との死別の特質
 高齢者夫婦人生変動研究
 高齢者夫婦人生変動研究から見出された結果
 まとめと将来的方向性

第10章 災害による死別体験
 対応に影響を及ぼす要因
 臨床ないし組織への示唆
 結論

第11章 死別研究――21世紀の展望
 現在の科学的アプローチと問題
 現在の社会的、実践的関心
 結論

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内容説明

原書『死別研究・実践ハンドブック 第三版』の全26章から、11章を訳出した欧米圏における死別研究の最新の見取り図。最初に死別・悲嘆の研究史をふり返った後、愛着(アタッチメント)・認知・トラウマ・ストレスなど、さまざまな心理学的視点による悲嘆理解をレビューする。主要な論点は、悲嘆の原因・種類・解消過程・対処・個人差など。強い実証志向が本書の特長で、実証データに基づいて理論が吟味される。その中では従来の通説や常識、たとえば「悲嘆作業(グリーフワーク)」の有効性が批判的に検討されている。後半では、個々の具体的なシチュエーションに目を向け、親・子・配偶者の喪失に対する実証研究を紹介する。
原書名:Handbook Of Bereavement Research And Practice: Advances in Theory and Intervention

 

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