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音楽的コミュニケーション

心理・教育・文化・脳と臨床からのアプローチ

音楽的コミュニケーション

演奏者から聴取者への単なる伝達ではなく、相互作用的で場の状況に依存した交流・交信手段として、学際的見地から音楽を捉え直す

著者 ドロシィ・ミール
レイモンド・マクドナルド
デーヴィッド・J・ハーグリーヴズ
星野 悦子 監訳
ジャンル 認知心理学
出版年月日 2012/12/15
ISBN 9784414306293
判型・ページ数 A5・532ページ
定価 本体6,500円+税
在庫 在庫あり
 

目次

第1章 人は音楽を用いてどのようにコミュニケーションするのか
 音楽的コミュニケーションを文脈に当てはめること/音楽的コミュニケーションの相互フィードバック・モデル

第2章 音楽と意味、多義性、そして進化
 人間という動物/音楽/音楽と意味/進化における音楽

第3章 音楽と会話
 即興と集団の創造性/ジョン・デューイ──経験としての音楽/相互作用の同期性──音楽の生物学/音楽的コミュニケーションの語用論/なぜ私たちは音楽が好きなのか

  第Ⅰ部 認知、表象とコミュニケーション

第4章 音楽認知──音楽的コミュニケーションにおける制約をとらえる
 音楽コミュニケーションへの実験的アプローチの研究史/音楽コミュニケーションの制限を明らかにする実験/自由、制限、音楽リテラシー/認知からみた音楽コミュニケーションの制約

第5章 ミメーシスからカタルシスへ──音楽における情動の表現、知覚、誘発
 情動のコミュニケーションとしての音楽/音楽的情動における重要な区別/情動の音楽的コミュニケーションのメカニズム/考察/将来の研究のための検討課題

第6章 表象、認知、コミュニケーション──子どもたちの音楽的コミュニケーションにおいて考案された記譜法
 音楽の記譜法/子どもの考案した記譜法──開始なのが外在化なのか/考案された楽譜と子どもたちの音楽的思考/表象、認知、表記法──音楽を超えた見解

第7章 慣用的な記譜法はいかに音楽の知覚と演奏を具体化するのか
 ブラッド──材料、課題、活動環境/若いバイオリニストたち/グァルネリ弦楽四重奏団

  第Ⅱ部 具体化されたコミュニケーション

第8章 リズム、人間の時間性、脳機能
 音楽とコミュニケーション/リズムの同期──心理物理学と行動データからの証拠/神経生理学、神経解剖学からの証拠/神経学的音楽療法

第9章 音楽交流と音楽コミュニティ──音楽療法と音楽的コミュニケーションのプロセスと意義
 音楽的交流/音楽的コミュニティ

第10章 演奏における身体コミュニケーション
 演奏の産出/音楽産出で用いられる身体運動に対する観衆の反応/演奏者の課題

第11章 コミュニケーションとしての歌唱
 はじめに──コミュニケーションの個体発生における声の重要性/身体活動としての歌唱──構造と伝達的機能/歌唱における個人内と個人間のコミュニケーション理論/個人内のコミュニケーションとしての歌唱/個人間の、社会的、文化的なコミュニケーションとしての歌唱

  第Ⅲ部 学習と教育におけるコミュニケーション

第12章 音楽的コミュニケーションと子どもたちの音楽実践のコミュニティ
 音楽的コミュニケーション──社会文化理論からの見方/子どもたちの音楽実践のコミュニティ/音楽教育への影響

第13章 大人と幼児との音楽的コミュニケーション
 幼児期における音楽的コミュニケーション/音楽的対話/互いに演奏するクリスとジェイク/音楽的コミュニケーションの過程/演奏パートナーでも教育する者でもある大人

  第Ⅳ部 コミュニケーションの文化的文脈

第14章 音楽についての語り──アイデンティティ発達のための手段
 音楽的コミュニティについての信号としてのメンバーシップ(成員性)

第15章 映画における音楽によるコミュニケーションの役割
 音楽によるコミュニケーションのモデル/映画における音楽によるコミュニケーションのモデル──実証的根拠/映画における音楽の役割──理論的モデル/映画音楽が伝えるもの
分析――映画の音のなかで欠かすことのできないものとしての映画音楽

第16章 商業的文脈における音楽的コミュニケーション
 消費行動にて/「音楽的適合」と雰囲気/時間知覚と待ち時間/仕事場にて/反対運動家再論

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内容説明

人は「なぜ」「どのように」音や音楽を用いてコミュニケーションをするのだろうか。この問いに答えるため、単なる演奏者から聴取者への伝達ではなく、相互作用的で場の状況に依存した交流・交信であるものとして音楽を捉え直す。そのうえで、教育現場、ライブステージ、商業施設、医療などでの音楽の伝わり方を、それぞれの専門分野を持つ著者たちが実際に分析している。生活のさまざまな場面で人々の心理と行動がどのように音楽の影響を受けるのかを、幅広い読者に向けて教えてくれる一冊。
原書名:Musical Communication

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