ホーム > 精神分析技法の基礎

精神分析技法の基礎

ラカン派臨床の実際

精神分析技法の基礎

ラカン派として著名な著者が他派の精神療法の理論と対比させながら、どのような技法で何をするのが精神分析なのかを明確にした好著

著者 B.フィンク
椿田 貴史
中西 之信
信友 建志
上尾 真道
ジャンル 精神分析
出版年月日 2012/11/10
ISBN 9784414414509
判型・ページ数 A5・408ページ
定価 本体5,000円+税
在庫 在庫あり
 

目次

まえがき

第1章 聴くlistening と聞くhearing                   
 理解を遅らせる
 「自由に漂う注意」
 話は意味をなさない(あるいは意味がありすぎる)
 疑いの論理としての分析 
 聞きたいことのみを聞く 
 トレーニングの落とし穴 

第2章 質問をする                          
 神は細部に宿る
 求めているものを手に入れる
 「なぜかを知らない」

第3章 句読点を打つ                         
 抑圧されたものを目指す 
 言わずもがなの否定と強調しすぎる断言 
 文脈から取り出す
 「一貫性のなさ」歓迎 
 芸術家としての分析家 

第4章 区切りを入れる(可変時間セッション)              
 区切りと「治療枠組み」
 ミニ去勢としての区切り 
 時は金なり、金は時なり 
 教条主義者による誤用 
 セッションの内的論理 
 区切りとスケジュール設定 

第5章 解釈する                           
 真実はいつも他所に 
 衝撃 対 意味
 解釈はメタ言語を提供するわけではない 
 多義的な解釈の例 
 簡潔さは機知の精髄 

第6章 夢、白昼夢、幻想による作業                  
 夢の願望を見出す 
 白昼夢と幻想 
 人間の欲望は《他者》の欲望である 
 不安夢と悪夢 
 根源的幻想 

第7章 転移と逆転移の扱い                      
 転移の認識 
 転移をどう扱うか 
 転移/逆転移の袋小路の扱い 
 投射同一化 
 
第8章 「電話分析」(精神分析状況のヴァリエーション)         
 想像的現象 
 分析家の現前 
 ボディランゲージ 
 電話分析に特有の難問 
 共通の実践 

第9章 正常化を行わない分析                    
 人間本性の普遍理論? 
 誰にとって正常なのか? 
 「不適切な情動」
 「高機能」と「低機能」
 「現実検討」
 「障害」「機能障害」「ストレス」その他 
 
第10章 精神病を治療する                      
 精神病者にしてはならないこと 
 精神病を診断する 
 精神病者にとって分析家はどのような《他者》か? 
 治療の目標 
 治療者には注意を 
「境界例」
 サントーム 
 一般化されたクッション綴じ
 結論的見解 

あとがき 
 技法は絶えず発展しなくてはならない 
 客観性をどこに見出すべきか? 
 将来,収束するのか? 

このページのトップへ

内容説明

アメリカを代表するラカン派の精神分析家ブルース・フィンクが,現在流行する精神療法の諸理論との対比を通じて,今われわれを取り巻く臨床環境のなかで,どのような技法で具体的に何をするのがラカン的な精神分析なのかを明確化した画期的な書。ラカンに関心のある人々はもちろん,ラカンは難解で具体的なイメージが湧かないと無関心でいた臨床家にとっても,実にクリアにその実践イメージを与えてくれる好著。
原書名:Fundamentals of Psychoanalytic Technique: A Lacanian Approach for Practitioners

 

 

このページのトップへ

関連書籍

はじめてのラカン精神分析

はじめてのラカン精神分析

世界各国で読まれているラカン入門の決定版

 
ラカン派精神分析の治療論

ラカン派精神分析の治療論

臨床実践の水準でラカン理論を具体化する

著者:赤坂 和哉
 
 
ラカン派精神分析入門

ラカン派精神分析入門

臨床例を通して手に取るように分かる入門書

 
クライン-ラカン ダイアローグ

クライン-ラカン ダイアローグ

精神分析の2大潮流の特徴を浮き彫りにする

 
 
精神分析すること

精神分析すること

ラカンがセミネールでも参照した必読の書

著者:S.ルクレール
向井 雅明 監訳
 
 

このページのトップへ